今日、六本木ヒルズに映画を見に行ってまいりました。
見たのは『リンカーン』
アメリカ南北戦争から、暗殺されるまでのストーリー。
スピルバーグ監督です。
シリアスなストーリーのものを見に行ったのですが、
ただ今、映画館の外観はこんな感じ。ギャップが激しい。
この監督の映画って、シンドラーのリストもそうですが、
社会的な映画の場合、シナリオがイマイチ感情移入できなくないですか?
今回もそうで、題材がそもそも内戦ということでメチャ暗い上に、
リンカーン夫婦が病気で子息を失って、鬱(うつ)状態に陥っている部分まで
忠実に描いているようなので、どの人物にも共感・同調できぬまま。
まるで現場にただよう幽霊にでも自分がなったような気分のまま
見終わってしまいました。
でも、やっぱりダニエル・デイ・ルイスさんが
3度目のアカデミー主演男優賞受賞だけあって、ものすごく上手。
英語の抑揚が素敵で、大統領本人もこんな感じだったのかなあって。
リンカーン大統領のカリスマ性を表現していて凄かった。
それだけで見る価値はあるかと。
アメリカの大事な歴史だけに、映画もものすごく史実に気をつかいながら、
丁寧に作られているという印象を持ちました。
だから、アカデミーで美術の賞も受賞しているのでしょう、戦争ものなのに。
皆様、今年、先日にあったオバマ大統領の再選後の就任演説を
ご覧になられましたでしょうか?
観衆の人数が凄かったですよね。私はビックリでした。
今回のオバマ大統領は同性愛者の人達の権利に関する発言など、
前期にはないような突っ込んだ内容まで踏み込んで演説して、本気度出てました。
(今後どうなるかは知りませんよ。)
アメリカ南北戦争のときは、何十万人も戦死していて、それを背負って大統領は
演説しているわけです。
だから、リンカーン大統領は、もっとカリスマ性が凄かったんだろうなあ、と。
そう思いながら見ておりました。
=ジャスミン=
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