武術のケガと西洋医学(苫米地博士)
先日、苫米地ワークスで古武術を習っているというお話をしました。
苫米地博士は長男で、山内上杉流の継承者です。
祖父の苫米地英俊氏(衆議院議員)が講道館の理事だったのですが、
お孫さんにあたる他の家に男性がいないからなのだそうです。
博士はそれで幼少の頃から、祖父のお弟子さんに柔道を習っていて、
練習の最中に右腕を大きく骨折したのだそうです。
道場に親しい接骨院(だったはず)がありましたが(つまり東洋医学的治療)、
そこでは複雑すぎて結局治らず、大きな外科手術をしたのだそうです。
博士は全く隠さないので、半袖のシャツやノースリーブの服を着ているとき、
よく見ると、右腕に白っぽい筋がうっすらと残っているのがわかります。
綺麗にくっついていますが、筋がかなり上下に長いので、
とても大きいケガだったのがよくわかる。
今年、『ガンを克服する脳』の著書が出た時期、
博士は、気持ちで病気が治る部分は大きいものの、西洋医学の手術も、
本人が治るという確信が持てるならば、積極的に取り入れた方がいい、という
主旨のお話をしております。
「目でガンの腫瘍の部位が見えるのに、治るっていう確信が持てないでしょう?
だったら、外科手術で腫瘍をとったほうが、本人にとってよい(場合もある)。」
という理屈です。
そのとき、「なぜならば、東洋医学では治らないものがあるって、
幼い時に自分の体で経験しているから。」という関連で、
このケガの話も披露されておりました。
苫米地博士、結構淡々とお話されておりますが。
幼いころにこれほどまでに大きい怪我をするって、
幼心にはメチャクチャ怖かったのではないかと推察します。
「長男だからって、何で僕がこんな目に」と、恨んだり、
「痛いのが長いよう」とか、
「もう右手が治らなくって、動かなかったらどうしよう」とか、
不安に思ったはずなのですが。そういう感情のお話はございませんでした。
このケガ、綺麗に治ってよかったのだと思います。
その右手で主にエレキギターを弾いていらっしゃるのですから。
博士は後継者育成に熱心で、だから現在5人ほどいる師範代の方達に
一生懸命、古武術の技の指導をなさっています。
大変ながら、楽しそうでいらしゃいます。
=ジャスミン=
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コメント
ジャスミンさん、苫米地博士の記事、ありがとうございます。
苫米地博士といい、ジェームスさんといい、全てにおいて優れた能力をお持ちなんですね。
もともとの資質ももちろんですが、それをたゆまぬ努力で磨きあげてきた精神力、尊敬致します。
そして、そのお二人についていけるジャスミンさんも、本当にすごい!!
私は、先日のジャスミンさんのシップかぶれやアザを見ただけで、降参、という感じです(笑)
武術系は、とてもついていけそうにないけど、コーチングとか英語のセミナーとか行ってみたい気がします。
投稿: ひまわり | 2013年9月 7日 (土) 01時48分
ひまわりさん、おはようございます。
本当にその通りなのです。努力の結果成功していらっしゃって、それを自慢しないところがお二人とも凄いです。
私のことまでお褒めいただいて嬉しいです。ありがとうございます。
博士のコーチング関連のセミナーやコースはオススメします。
博士ご自身と、ルー・タイス氏のコーチングの技術体系がしっかりしているので、日本では他の追随を許しておりませんから。ぜひ。
投稿: Jasmine | 2013年9月 7日 (土) 07時44分