どこかで女の子が産まれたらしい
先日、ナスレッディン・ホジャの話をしました。
私はトルコ語を習っていたことがあり、先生をしてくれていた留学生達の
お宅にお呼ばれされたことが何度かあります。
トルコ料理を作って食べるのです。すでに作ってあることもありました。
ラマダン(断食)の時、料理を日没後に皆で食べる風習があるので、
その際などに呼ばれる、という感じです。
その際、披露されたのがこんなお話。
お茶している間に、ふと会話が途切れたのです。
日本語の漫画・擬音語でいうと「し〜ん」と、いう場面。
「ねえ、ねえ。こういう会話がなくなる時ってね。
トルコ語でなんて言うか知ってる?って話なんですけれども。
『どこかで女の子が産まれたらしい』っていうの。
すごいヒドイ言い方だと思わない?」
はい、ひどい話です。
産まれる子が男か女かは(昔は)通常は分かりませんので。
男の子が産まれたら、「よかったね、おめでとう。」
女の子が産まれたら・・・心の中で「さあ、なんて言おう」と、いう
しばしの沈黙が。
私はイスラム教そのものに女性蔑視の要素が、キリスト教や
他の宗教以上に含まれていると考えてはいないのではございますが。
さすがに、トルコ土着のこの表現は、
「おい、ちょっと待て!」と、思ったのでした。
=ジャスミン=
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