苫米地博士の反TPP本
7月に入り。参議院選挙の活動が激しくなってまいりました。
公示が7月4日(木曜日)。投票日が7月21日(日曜日)。
私が住んでいる港区でも各政党が車で宣伝活動を盛んに行っています。
(うるさいと思わなくもない。)
昨年12月の衆議院選挙に出馬・落選した苫米地博士。
今日の午前に記者会見(リンクは動画)をして、反TPP本の発表をなさってました。
『TPPが民主主義を破壊する!』というタイトルです。
正直に申し上げると、有料(500円)な博士の本よりも、
博士が参考文献にしているサイトの
のほうが、親切な上に、図解されていてわかりやすいと思います。
・・・ああ、言っちゃった。
(サイトのイメージはこんな感じ。運営者様、写真でごめんなさい。不得手で。)
記者会見の動画の方は、山田元農林水産大臣のゆったりとした説明とともに、
非常にわかりやすいです。
博士の本の方が、具体的条文の解説や、あからさまな企業名
(世界的なゼネコンや遺伝子組み換え食品の販売会社などなど)が出てきている分、
当然しっかりしてはおります(でも、文字ばっかりなの・・・動画見た方がはやい)。
前半部分のPDF版は無料です。
(追伸)
公示後、追加で山田氏と博士の対談動画もUPされておりました。
昨年の衆議院選挙の頃、降ってわいたように論点となったTPP。
衆議院選挙戦の真っ最中、博士のTPPに関する説明動画を見ながら考えてました。
「TPPは自民党に票を入れている利権団体にとっては、不利な内容が
含まれていると思われる。なのに、なぜ自民党に票を入れたのだろう?」
そして、今回の参議院選挙でも、自民党が圧勝するのではないかと
見られているのだそうですね。
私は政治に詳しくはないのですが、そこが訳が分からない・・・合点がゆかぬ。
そもそも苫米地博士は帰国子女で、アメリカの大学院を卒業しています。
だから、私ははじめ、「反TPP」だと聴いて「え?!」と意外に思いました。
どちらかというとリベラルで保守的でない印象の博士と、そのご主張とが、
はじめはイメージが合わなかった。正直なところ。
説明を聴いてすぐに納得しましたけれど。
つまり、TPPとは、「関税ならびに非関税障壁が撤廃されることで、
経済活動が活発になり良いことだ」と、いうふうに見られがちですが。
あまりにもデメリットが大きすぎる(と、予想される)のです。
TPPは国家主権を超えて、国内法を改正させる威力をもっています。
さらに、実際には「秘密協定」であることが最近明らかとなったと。
ようやっと、なぜ前回の選挙であれほどに話題になり、
今回の選挙でそれほど話題になっていないのかが、腹オチした次第です。
当ブログを読んで下さっている皆様も、
できれば投票前に考えてみてください、TPP問題。
まだ終わった問題ではございません。これからだ。
私はEU圏内を6月中に旅行してきたばかりなので、関税障壁の厄介さと、
自由貿易の重要性は体感してきています。
それでも、TPPはかなり特殊で、ちゃんと勉強しないとマズイと思いました。
私は昨年12月の衆議院選挙では、苫米地博士の事務所立ち上げの時、
ほんのチョッピリだけお手伝いをしておりました。
その関係で、当ブログでも事後に少しだけ記事にしております。
博士は、その時の体験を、6月末にこれまた著書にしていらっしゃいます。
『「真のネット選挙」が国家洗脳を解く!』
読んでいて、「あら、(どん・ずばり)言っちゃってるよお・・・」と、
思っておりました。毎度のことながら赤裸々です。
それでも、動画なんかよりは控え目だとは思います。
以上、ご紹介が長くなってゴメンナサイ。
=ジャスミン=
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