政治家とはこのようにしゃべるもの
当ブログで時々話題にのぼる、祖父の話です。
私の母方の祖母が聴かせてくれた話で、妙に印象に残っているのです。
祖父は金沢大学の経済学の教授でございました。
退官してから、出身である東京の方に戻った。
とある選挙戦の時期。
テレビをじっと見ながら、祖父は祖母に言いました。
「大学教授というのは、相手が『賢い』と、思ってしゃべる。
政治家というのは、相手が『バカ』だと、思ってしゃべる。」
非難しているわけではありません。逆です。
求められる喋り方のスタイルが違うのだと。
祖母は祖父の発言を、けだし「至言(しげん)」だと。そう思ったらしい。
政治家さんは、相手にわかりやすく喋るのがお仕事ですものね。
大学教授だって、そうなハズなのですが。
「同じ口ばっかり達者になって、その口で食っとる職業でも、勝手が違うわいね。」
と、いうことらしいです。
先日、青山一丁目のスタバでお勉強していたらば、参議院選挙の時期でしたので、
「新党大地」の鈴木宗男さんが選挙カーでやってきて、
手にマイクを持って、呼びかけながら通りすぎてゆかれましたよ。
昨年末、北海道で選挙のお手伝いをちょっとだけしたワタクシ。
鈴木宗男さんが手をふる姿を見つめながら、ふとこの話を思い出したのでした。
=ジャスミン=
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