祖父と中国語
私の母方の祖父の話を、以前に当ブログでいたしました。
暴走族にベランダから水をかけてやりたい、と言っていた祖父です。
英語・中国語に堪能でございました。
祖父は若いころ、満州鉄道で働いていたことがあるからです。
私は長女ですので、強烈なじいちゃん・ばあちゃんっ子です。
初孫だったということもあり、猫かわいがりに可愛がられておりました。
他国の言語を知るというのは、とても楽しいものだと思います。
祖父の様子を見ていたので、私はその点でとても肯定的です。
小学校の夏休み。埼玉県に住んでいた祖父の家に長期滞在していた時のこと。
中国のお友達から祖父に封書が届きました。
祖母から祖父は封筒を受け取ったとたん、笑顔で2階の書斎に上がっていき、
ペーパーナイフで封筒を開け、すぐにそれを読み始めました。
皆様、書道で上級にいくと、篆書(てんしょ)というのがあって、
筆を一番端の方で握るやり方があるのをご存知ですか?
あの持ち方で万年筆を手に持って、「サラサラ」と書くのですよ、中国語を。
そして、その日に返事を投函しておりました。
もし、現在に祖父が生きていたら。
間違いなく、パソコンを多言語のモードにして、
中国のかたとメールをやり取りしていたでありましょう。
そんな祖父の子であるはずの私の母は、英語が苦手でした。不思議なものです。
(本人も気にしていた。)
私も高校と大学受験の当時は英語が苦手でしたが。
今後は祖父のようになりたいものでございます。
=ジャスミン=
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コメント
お祖父様ステキですね。
ジャスミンさんも英語ガンバって(笑)!
僕が留学してたとき、ネイティブ・スピーカーでない他国の学生の大半が、英語を
「読むこと」に集中して勉強してきたと言ってました(日本みたいに英語の専門学校が
そこかしこにある国は珍しいのでしょうね)。
実際、「読む」「聞く」「話す」「書く」をいっぺんにやるのはホントしんどい作業であり、
集中力も散漫になりがちです。
そこで、どれか一つに絞り込んでスキルアップを図っていくと、楽に習得できると思いますヨ。
以前、ブログで紹介されていたSeth Godinのエッセイ、すごくいいですね。
僕のお勧めは、Robert B.Parkerのスペンサーシリーズかな?
探偵スペンサーと恋人レイチェルの大人のロマンス、ボクシングとウェイト・リフティングで鍛えた
マッチョでありながらも、料理とポエムを愛するタフガイ、スペンサーのシンプルでさりげない科白の
格好良さ、洗練されたボストン(あんな事故があったばかりですが・・・)に相応しい作品です。
機会がありましたら是非!
投稿: カズリン | 2013年4月18日 (木) 22時40分
カズリンさん、さすが留学経験あり、ならではのアドバイスありがとうございます。
私の場合、今回の英語学校ではドラマなどの視覚情報があるもので聴くことを大量に、ということになります。
今度そのスペンサーシリーズをチェックしてみますね。ちょうどボストンの事故(悲劇)のニュースを英語新聞で読んだところでした。
そうか、セス・ゴーディンさんのエッセイ、難しそうだったけれど良いのですね。勧めて下さったかたに感謝でございます。
祖父は独特のカラーがあり、ダンディズムとでもいうのですかね。カッコ良かったです。
投稿: Jasmine | 2013年4月18日 (木) 23時42分