共感覚
2011年に行われた、ジェームス・スキナーさんの「人生の飛躍」セミナーは。
海外のゲストが豪華でした。
2012年の「メガ・イベント」セミナーの9月にも海外のゲストが
呼ばれていたのですが。(3月の回には呼ばれない)
2011年が豪華だったものだから、人数の面からも見劣りがしました。
2011年のゲストで特に印象的だったのが、ダニエル・タメット氏です。
数学者。8カ国語を話す、という記憶術のプロなのです。
(Wikipediaで見たら11カ国語となっていて、増えているんですけれど・・・)
セミナーの内容は、誓約書を書いている関係もあって、詳細は語れません。
当時もブログのコメント欄で私は質問をされて、そのようにお答えしているのです。
でも、1年以上経っておりますし、一般書に書かれていることだけを
ここに書いておきたいと思います。内容がとても興味深かったのです。
ダニエル・タメット氏はTVドキュメンタリーの「ブレインマン」で有名に
なられた方です。セミナーの話も、著書『ぼくには数字が風景に見える』および、
『天才が語るサヴァン、アスペルガー、共感覚の世界』で語られている内容が
中心であったようです。
「共感覚(シナスタジア)」とは、ある刺激に対して、通常の感覚(五感)
だけでなく、異なる種類の感覚をも生じさせる、一部の人に見られる知覚現象です。
タメット氏にとって、数字はそれぞれ独特な感触、姿で見えているのです。
セミナー会場では、こんな風に語られていました。だいぶ記憶が薄れていますが。
「僕にとって、数字はそれぞれ形態・色・手触りを持っている。
数字の◯は砂の感覚。ざらついて乾いた。細かい粒。
数字の△は水。流れる様子。せせらぎの音をたて。
数字の□は金属。光り輝く。独特の光沢。
それぞれの数字が自身を主張して語りかけてくる。素数か合成数なのかは、
それですぐにわかる。中でも◯×△の数字は非常に美しく素敵だ。□△☆は醜い。
円周率は美しい。芸術だ。
だから、僕にとって数字は風景のようで、無味乾燥のものではない。」
彼の特長は、天才が通常できないとされるところの、
自分の頭の中や思考の経路を説明できるところなのです。
(タメット氏は、サヴァン症候群とアスペルガー症候群でもあります。)
さすがに会場は、特に男性がそうだったのですが、この説明を聴いて
「・・・うそだろ、おい。すごすぎるぜ!」「まじかよ!」と、
ざわついておりました。
そりゃそうだ。脳の行っている処理とは私たちの想像を絶するものなのだと、
突きつけられた感じだもの。
私の中でも、数字が20世紀FOXのタイトルのように、
それぞれの感触で立ちあがって見えたもんね。説明が本当にお上手でした。
元々、「人生の飛躍」セミナーが、人間の可能性や精神世界を探求しようという
試みだったので、このようなゲストのかたが呼ばれたのでしょうが。
やっぱり生で語られると、印象が強かったです。
この「共感覚」の持ち主は、少ないとはいえ、結構いらっしゃるようで。
タレントの方でも公開というか、カミングアウトしていらっしゃる方は結構います。
実は、苫米地英人博士も、この「共感覚」の持ち主。
著書に「さらっ」と、書いてあった。
博士に次にお会いしてお話する機会があったら、
「数字が音や色とともに語りかけてくるのって、時々うるさくないですか?」と、
きいてみたいところではあります。
=ジャスミン=
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