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2013年1月 6日 (日)

共感覚

2011年に行われた、ジェームス・スキナーさんの「人生の飛躍」セミナーは。

海外のゲストが豪華でした。

2012年の「メガ・イベント」セミナーの9月にも海外のゲストが

呼ばれていたのですが。(3月の回には呼ばれない)

2011年が豪華だったものだから、人数の面からも見劣りがしました。


2011年のゲストで特に印象的だったのが、ダニエル・タメット氏です。

数学者。8カ国語を話す、という記憶術のプロなのです。

(Wikipediaで見たら11カ国語となっていて、増えているんですけれど・・・)

セミナーの内容は、誓約書を書いている関係もあって、詳細は語れません。

当時もブログのコメント欄で私は質問をされて、そのようにお答えしているのです。

でも、1年以上経っておりますし、一般書に書かれていることだけを

ここに書いておきたいと思います。内容がとても興味深かったのです。


ダニエル・タメット氏はTVドキュメンタリーの「ブレインマン」で有名に

なられた方です。セミナーの話も、著書『ぼくには数字が風景に見える』および、

『天才が語るサヴァン、アスペルガー、共感覚の世界』で語られている内容が

中心であったようです。

「共感覚(シナスタジア)」とは、ある刺激に対して、通常の感覚(五感)

だけでなく、異なる種類の感覚をも生じさせる、一部の人に見られる知覚現象です。

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タメット氏にとって、数字はそれぞれ独特な感触、姿で見えているのです。

セミナー会場では、こんな風に語られていました。だいぶ記憶が薄れていますが。


「僕にとって、数字はそれぞれ形態・色・手触りを持っている。

数字の◯は砂の感覚。ざらついて乾いた。細かい粒。

数字の△は水。流れる様子。せせらぎの音をたて。

数字の□は金属。光り輝く。独特の光沢。

それぞれの数字が自身を主張して語りかけてくる。素数か合成数なのかは、

それですぐにわかる。中でも◯×△の数字は非常に美しく素敵だ。□△☆は醜い。

円周率は美しい。芸術だ。

だから、僕にとって数字は風景のようで、無味乾燥のものではない。」


彼の特長は、天才が通常できないとされるところの、

自分の頭の中や思考の経路を説明できるところなのです。

(タメット氏は、サヴァン症候群とアスペルガー症候群でもあります。)


さすがに会場は、特に男性がそうだったのですが、この説明を聴いて

「・・・うそだろ、おい。すごすぎるぜ!」「まじかよ!」と、

ざわついておりました。

そりゃそうだ。脳の行っている処理とは私たちの想像を絶するものなのだと、

突きつけられた感じだもの。

私の中でも、数字が20世紀FOXのタイトルのように、

それぞれの感触で立ちあがって見えたもんね。説明が本当にお上手でした。


元々、「人生の飛躍」セミナーが、人間の可能性や精神世界を探求しようという

試みだったので、このようなゲストのかたが呼ばれたのでしょうが。

やっぱり生で語られると、印象が強かったです。

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この「共感覚」の持ち主は、少ないとはいえ、結構いらっしゃるようで。

タレントの方でも公開というか、カミングアウトしていらっしゃる方は結構います。

実は、苫米地英人博士も、この「共感覚」の持ち主。

著書に「さらっ」と、書いてあった。


博士に次にお会いしてお話する機会があったら、

「数字が音や色とともに語りかけてくるのって、時々うるさくないですか?」と、

きいてみたいところではあります。

=ジャスミン=

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