フィレンツェのしっぺ返し(その1)
毎度ながらなので飽きているかもしれませんが。
ジェームス・スキナーさんのお話をもう1本。
(基本的に、私は彼のファンですので。)
今回のジロ・デ・イタリア・フェミニーレは、女性限定の募集でした。
男性は、サポート・スタッフのみ。ツールド・ヨーロッパの経験者が務めます。
ジェームス・スキナーさんは発案者で、スタッフとして参加いたしました。
実際にはピサから全日、女性陣と一緒に楽しく走る予定だったのです。
経験者として、誘導なども素敵にこなせますから。
本来、ヨーロッパの5,000キロと日本の全部の都道府県を走ってきた彼には「楽勝」の日程でした。
なのにですよ。
日程の途中で怪我をしちゃったのです。「ねんざ」です。それもかなり大きくて痛いのを。
こういう大きなイベントには、色んなトラブルがつきもの。
ジェームスさん、散々な目にあったのでした。
経緯はこんな感じです。
ピサからフィレンツェまでは、距離が89.2キロしかなく。
他の都市間に比べて短く、明るい早い時間に到着しました。
ホテルは大きな公園の前。Hotel Andrea(ホテル・アンドレア)
エレベーターが古式な感じ。
道が狭い上に、縦列駐車なので。
キャンピングカーがホテル前に来て止まるまで、かなりの時間を要しておりました。
(今回のドライバーのDさん、保育園のバスをお仕事で運転していらっしゃるだけあって、
狭い道でも器用に運転していらっしゃいました。素晴らしい!)
私は、歴史学科卒の、世界遺産検定2級保持者。
久しぶりのフィレンツェの街に内心ウキウキしております。
なのに、ジェームスさんってば。キャンピングカーを待っている間に、
「フィレンツェってどこがいいの?
正直言って、僕は映画『ハンニバル』の舞台であるというイメージしかない。」
と、ぶつくさと言い始めました。
ああ、レクター博士ね。優雅でグロテスクな。
ネタバレになりますので、映画を見ていない方は、以下7行ほどをとばしてお読みください。
フィレンツェは、「羊達の沈黙」の続編、「ハンニバル」の舞台です。
リッチな生活に異常なこだわりを持つ知的で異常なレクター博士が、
(映画では俳優・アンソニー・ホプキンスが演じる)
前作の逃走後に身を隠していたのがフィレンツェ。彼好みの知的な仕事を獲得し。
サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局で石けんを買っていたり、
気に食わない相手を殺して、宮殿からぶら下げたりします。
あげくのはてには、生きている人の頭蓋骨を「かぱっ」と開けて、中の生の脳みそを食べちゃう。
ジェームスさん・・・以前にフィレンツェで何かあったのかしらん?
いや、ツールド・ヨーロッパの時は、ローマからサン・マリノに抜けているから、
フィレンツェはジェームス・スキナーさんにとっては初めてなハズ。
「観光すべき素晴らしい都市だというならば、説明して証明しろ」と言われてしまった。
口ベタな私にどうしろと。しどろ、もどろになった。
(その2)
=ジャスミン=
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