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2012年7月 4日 (水)

フィレンツェのしっぺ返し(その3)

私は、ジェームスさんの災難を見て思った。

言霊ってあるでしょ。言うとその通りになるパワーがあるっていう。

あまりマイナスの言葉を言ってはいけません。

フィレンツェは花の都。その都のことを悪くいうもんだから。

都のパワーだか、神様だかに仕返し。つまり、「しっぺ返し」を受けたんだ。きっと。

私の周りの人達は、「フィレンツェの街の神様は、きっと女なんじゃないの?」と、言った。

201206251816000

写真は、サンタ・マリア・ノヴェッラ教会。

駅の前にあり、レストランにはこの教会の前を通って行きました。

その日の夕食は、とても美味しかった。

La Carabaccia というお店でした。

フィレンツェ名物のビフテキ、リゾット、パスタ・・・そしてドルチェ。

スタッフのhironoさんや、Tちゃんが、年男のジェームスさんのために「48」のキャンドルを

用意していて。講演用に、きれいなサーモンピンクの蝶ネクタイをプレゼント。

(シャンパン色に近い、絶妙な色合いでした。)

さて、素敵なご飯の帰り道。

無駄が嫌いなジェームス・スキナーさん。帰り道は「ささっ」と帰ります。

帰り道で、スタッフの男性Dさんと、ジェラートをゲット。

なんでも、2年前のツールド・ヨーロッパ5000の際は、ジェラートを食べずに

我慢していたんだそうで。(血糖値が食後に下がると、走るのに支障が出るからだ)

今回は、「ジェラートを毎日食べてやる!」と決めていたんだそうです。

「よく、あの過酷な熱いツールの中、冷たいジェラートを我慢していたよなあ」と、感心します。

すごい自制心だ。

周りの人も当時、砂糖を一切とらないジェームスさんに感心&尊敬していたのだそうです。

だから今回は、「ジェラってやるぜ、ベイビー!」な感じに、たしかに毎日食べていらっしゃいました。

それで、ジェームスさん、チョコレートのジェラートを食べながら歩いていらっしゃったのです。

道は石畳で、歩道の上も石畳。

そこで歩道から降りるときに、少しそこがくぼんではいたのですが。

・・・「ごすっ」と、にぶい音がして、ジェームスさんの右足が、ふたたび変な感じに曲がった。

何だかすごくってですね・・・見ているほうも痛いくらい。

「ぐきっ」て音が聞こえてきそう・・・

涙が出そうなくらい、痛かったと思うんですが。ひたすら耐えるジェームスさん。

・・・あっちゃ〜 

右足が既に捻挫していたので、かばった格好になって、へんな感じに足が着地したんでしょう。

そうでなければ、運動が得意なジェームスさんに起こらない事態です。

同じ右足に2度捻挫。ひどすぎる。

あまりの事態に話しかけることもできず。

無言で、二人してホテルに早足で戻ったのです。

痛いから、早く着きたいだろうなって・・・他の人達はゆっくり歩いているから、後方にいらっしゃる。

ホテルに着いたら、ジェームスさんはすぐに2階の部屋に上がってゆかれましたよ。

後でその足の写真を見せてもらったら、象の足のように、すごい内出血になっていました。

(その4に続く)

=ジャスミン=

 

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