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2012年7月 4日 (水)

フィレンツェのしっぺ返し(その2)

皆様。念のために申し上げておきますが。

フィレンツェは、街全体がユネスコの世界遺産に指定されております。

金融業で栄えたメディチ家の富と栄華の象徴。海運業でも儲けていたはず。

古い町並みの全体がきれいに保存されており。

特に素晴らしいのは、ウフィツィ美術館。イタリアでも最大規模です。

ルネサンス期の絵画コレクションが素晴らしい。

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これらの点を、しどろもどろになりながら必死で説明する私。

でも、カリスマ講師のジェームスさんは、バッサリ切り捨てる。

「それだけでは不十分」とか、

「美術館にある美術品といっても、僕はバチカンの美術品の本物を幾つか所有している。」

・・・そうなんですよね。「はい、リッチでよろしいことで」

困った。というのは、こんな素敵な街を直に体験しないのはモッタイナイ。

見ないのは損だ!

どうして、こんなにジェームスさんは毛嫌いするんだ!

圧倒される私を、他の女性陣が横で見ておりました。

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さて、その後。

私は夕方の5時から6時ごろまで、ウフィツィ美術館の翌朝のチケットが予約できないかなあ、と思い。

徒歩で美術館まで出かけておりました。休館日だったので、無駄足だったのですが。

街はやっぱり素敵。ルネサンス期の服をきた男女が出てきそうなくらいに。

帰ってきて、夕飯に出かける時間。ジェームスさんは、ホテル前の公園のベンチに座っておりました。

その日の夕飯は、ジェームスさんの2日遅れの誕生日パーティーを兼ねております。

全員でご飯を食べに出かけたのです。

レストランまでは15分くらいで、割と離れております。

軽くびっこを引いているジェームスさん。

私はすぐに気がつきましたが、きいたものか、どうしたものか、迷っていました。

そしたら、Nちゃんがきいてくれた。(ナイスだ。)

「ジェームス、どうしたの? なんか足の調子が怪我したみたいに悪いみたい」

「公園にね、穴があって。まさかそんなところに穴があると思っていなかったから、

足をつっこんだ形になって。ひねった感じになって。

久しぶりに、衝撃で目の前が真っ白になりました。そのくらいにひどかった。」

・・・あっちゃー。

自転車に乗るのに、それは辛い。かなりマズイ。真面目な話、痛くて可哀想。

でも、それだけでは終わらなかったんです。

(その3に続く)

=ジャスミン=

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