略奪大国(ジェームス・スキナー)・その2(アメリポン)
19日の月曜日にご紹介しました、
経営コンサルタントであるジェームス・スキナーさんの著書
「略奪大国」のお話、その2です。
(フォレスト出版、1,470円・税込)
この本、「ここまで書くの?」とびっくりするくらい、突っ込んで書いてあります。
特に、第6章と第7章(最後の章)のあたり。
(ぶっちゃけ、最後の方で、本音炸裂のキレキレ状態になっている。)
既得権を握っている団体・・・農協、漁業組合、日教組、官僚、銀行、その他もろもろ。
具体的に糾弾しているのですよ。
参加型のセミナーで語っていた事実ではありますが、
こういった著書での展開までするのって、相当に勇気がいると思います。
私がこのジェームス・スキナーさんのお話で気に入っているのは、
実は「アメリポン」のお話。(第4章)
日本の経済が破綻したとしたら、アメリカ合衆国の51番目の州になれば、
いろんな問題が一挙解決! という案です。
アメリカ + ジャパン = アメリポン!
このお話、2011年9月にあった「人生の飛躍」セミナーで語られていたものです。
とても経営コンサルタントらしい、合理的な案だ。
その他の講演では、おそらく出ていない。大胆すぎて。
当然、セミナーの参加者からも強い拒絶反応がたくさん出ておりました。
賛同する方と、反対する方と、ハッキリ別れました。
だって、「日本が独立国ではなくなる日」って、そういうお話ですから。
「アメリカに吸収・合併? おいおい? ふざけんな!」 みたいな。
でもね。理性的に考えると、案外「あり」なのではないかと思うのです。
例えば、古代ローマ帝国なんて、アフリカ属州なんかがあって、
最終的にはアフリカ属州・今のリビア生まれの(属州民ではなかったけれど)
セプティミウス・セウェルス帝が出たりしているじゃないですか。
それと一緒じゃないだろうか。
たとえ他の国家の一つの州になっても、
日本の文化の独自性が消えるわけじゃなし。
この「アメリポン」案も、日本は人口が多いから、
アメリカの1つの州になった後は、アメリカの国政に対して
一大勢力となって、決定権を持てるかも、という壮大なご提案・・・仮説です。
大河小説みたいな話の展開。
この本、「略奪大国」付属のCD-ROMには4編の講演の映像が入ってます。
1つ目は今年の10月だったか11月に行われた、どこかの講演のもの。
2、3、4は今年の9月の「人生の飛躍」セミナーのものです。
ずいぶんと、最新の映像を収録しています。
セミナーの方の映像では、「成功の9ステップ」をすでに受講済みの人を
対象として話しているので、けっこうフランクな
(講演ほど丁寧ではない)感じの話し方になっています。
・・・ジェームス・スキナーさん、今回は全部の人に好かれることを放棄して、
かなりの反発や拒絶反応が出ることを想定して、割り切りましたな。
TVなんかでは、わりと優しい感じの対応なのに。
なのに今回は、
「嫌われてもイイや。でも言わなくてはいけないんだもん。」 そんな感じです。
興味がある方、年末・年始にお楽しみくださいませ!
知っておかねばならない事実ですし、とても勉強になります。
=ジャスミン=
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コメント
「ジャスミンより愛をこめて」さんて女性の方だったんですね。(^_^;)
そう言えば、「美容・コスメ」のカテゴリもあったし、、、。
やはり心構えを高みにもって行って日常を送ると
チャレンジできるって事を実践しているので素晴らしいと感じました。
投稿: 狩場緑風荘友の会 | 2012年2月 6日 (月) 10時06分