「貧困のない世界を創る」ムハマド・ユヌス(その3)
ムハマド・ユヌス氏も提唱する「貧困のない世界」。
これを、具体的に私がイメージしたのは、大学生活が終わりになるころ。
22歳から23歳くらいの頃からです。
ちょうどそのころ
「新スタートレック Star Trek: The Next Generation」の
TVドラマにハマっておりまして。
あの、クリンゴン人、ピカード艦長、アンドロイドのデータ、ライカ―副長とかの
シリーズです。(SFに興味ないかた、ごめんなさい)
このドラマで、一番好きなシーンがあるんです。
アンドロイドのデータ少佐が、理由は忘れましたが、タイム・スリップだかで、
現代の少年と会話する羽目になる場面があって。
少年が「わぁ、未来ってどんなところなの?教えてよ!お金持ちってたくさんいるの?」
みたいなことをきいたら、(未来のアンドロイドである)データ少佐が
「あぁ、いや、君にはどんな風に説明したらいいんだろうな・・・その。
つまり、未来は全体が豊かになっているので、そもそもお金という観念がないんだ。
経済やものが潤沢に満たされているから、お金というものの多い少ないが
あまり重要な意味を持たなくなって。
人々は、自分のやりがいとか、そういったもっと別のところに
価値を置く社会になっているんだ・・・うまく説明できないな。わかってもらえるかな?」
データ少佐がクソ真面目なので、誠実に、精一杯、少年に説明しようといていて、
とても楽しい場面です。
(かなり古い記憶なので、セリフはかなり間違っているかと思います。)
余談ですが、ヨルダン国王もスタートレックのファンで、
自分の国に、スタートレックのテーマパークをつくるんだそうですね。
私は、その後、「近い未来に、貧困が過去のものになって、
スタートレックにあるような、みんなが圧倒的に豊かな社会が実現すればよい」と
考えてはおりましたが。
ムハマド・ユヌス氏のように、「自分が生きているうちに」とまでは、私は考えなかった!
ノーベル賞をとるような方は、圧倒的に強い思いを持っているからこそ、
他者を巻き込んで、思いが現実化するんだろうなあ、と本を読んで思ったのでした。
今、ムハマド・ユヌス氏は、その人気のせいで、国の政府から警戒されて、
やや辛い状況にある、との報道が今年ありました。少し気になっております。
(追伸)
私は、明日・あさってと出張がありますので、
当ブログは2日間ほどお休みさせていただきます。
=ジャスミン=
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