« ちょっとヤケドした | トップページ | 地震後の週明け »

2011年3月13日 (日)

「ジャスミン革命」のこと

書こうか書くまいか迷っていたのですが。短く述べるのは難しいこともあって。

でも時期を逃すと意味がなくなると思うので書きます。

ものすごく個人的な思いなので、興味がないかたは今回の話題は無視願います。

先日、エジプトの政権崩壊のときに。

「ジャスミン革命」を素晴らしいとやたらと礼賛している、

とある著名人(有名ブロガーのかた)の発言・コメントに私は驚きました。

投げやりで心無く、そして呑気すぎると思います。

革命とか民衆の力を礼賛している場合ではないように思う。


今、ジャスミン革命は中国にも飛び火していて、

中国の共産党政府は火消しに躍起になっています。

どの国でも、強権政権が倒れた後、可能性が高いのは「大混乱」です。



今も昔も。他国の情勢は対岸の火事では済まないのですよ。

日本の経済も文化も、海・陸・空で密接に他国とつながっているがゆえに。

私は中東の政権崩壊のこの後、現地の方々にとって穏便で痛みが少なく、

無事新しい政権へと移行することを願ってやみません。

そして、経済発展がもっと進むと良いのにと強く願っている。

そういった変化への力が、これらの国々の人達にないと思っているわけではありません。

ただ、「地政学的な観点から大変に難しい」と思っています。


ハッキリ言うと、中東や中国の混乱がひどくなった場合、

アメリカという国が介入・大混乱を起こさずに済ますことは、まずないであろう。

そう考えているのですよ!



3月2日に、アメリカのヒラリー・ロダム・クリントン国務長官が、

上院外交委員会で、

「我々は情報戦争のただ中にいる。ロシアや中国が影響力を増している。

中国が太平洋の島国への影響力を拡大し、

アメリカの権益を侵害するのは許されることではない。」

といった内容の演説をしていました。

(ものすごく気になったので、外交委員会のページでストリーム映像まで見ました。)

この記事を読んで、「ひやっ」としたのは私だけではないハズ。

私は文章が上手ではないので。

ちょうど、大前研一先生が「ニュースの視点blog」で取り上げていらしゃったので、

それを見ていただければと思います。(KON353、3月11日の文章)

私がブログで使っている名前と革命の名前が同じなのは偶然ではありません。

中東でジャスミンはとても愛されている花で、女性の名前として使われているのです。

とてもよい香りがする、白い花弁がきれいな可憐な花です。(黄色いのもあるらしいけど)

私はそれで使っていたのですが、チュニジアを代表する花なので

革命の名前になってしまいました。


あぁ、21世紀になってから、なんて世界は動乱の時代になってしまったんだ。

まるで第二次世界大戦前夜のように、騒然としている現在だと思います。

=ジャスミン=

|

« ちょっとヤケドした | トップページ | 地震後の週明け »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ちょっとヤケドした | トップページ | 地震後の週明け »