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2011年1月27日 (木)

ヒッポド・ローム

こんばんは。

今日は税理士講座の財務諸表論のゼミがありました。

いつもの通り、インターネットでの参加。

会社が終わってから、そそくさと帰宅してパソコンの前に待機するのですが。

以前、日商簿記1級の応用コースを受けていたときは8時始まりだったもので。

ご飯を食べ終わり、そそくさと着替えて、洗濯機をまわして、8時ぴったり。

・・・スケジュールの感覚が体に染みついています。あぁ。


でも、やっぱり授業を見る生活は、再開すると忙しいデス。

第1週目から、ちょっとめげております。。。先は長い。



さて、トルコ旅行のネタの最後です。

イスタンブールは都市としての歴史が古いので。

いろんな時代のものが、重なりあって置かれています。

トルコの人は学校で歴史を覚えるのが大変そうです。


ローマ時代に大競技場だったのがココ。ヒッポド・ローム。

20110116_017

「ヒポドロム」と音を伸ばさない読み方もあるようですが。

ブルー・モスクの正面広場です。



昨日、エジプトのカイロで大規模なデモがあったそうですが。

エジプトは何回かの時代にトルコの支配下に入っていたことがあり。

エジプトのルクソールの大神殿から、立派なオベリスクが切りだされて、

はるばると運ばれて、今でもこの広場に建っています。


「・・・そのままにしておけばヨイのに。

こんな雨降るところに置いたら、湿気とかで痛んできちゃうじゃないのよ!」

と私は思いますが。

20110116_019_2

歴代の政権がエジプトのオベリスクに並べて建てた、他の記念建造物が、

今となっては見劣りがします。修復中の塔はローマ時代のもの。

オベリスクの根元。「ぶちっと切りました」という感じがしますでしょ?

20110116_020

根元にはローマ皇帝の彫像が。みごとでありますが。

20110116_053_2

この時代、つまりコンスタンティノープルに遷都前後のローマ時代とか

東ローマ帝国時代の美術があまり好きではない私。

古代ローマ・黄金期の彫像と比べ、あまり芸術的ではないのですよ。

顔がのっぺりしている。わりと無表情。各種表現も稚拙で粗野。

中世ヨーロッパの美術に通じるものがある。イギリスとかフランスとかの。

あの時代の美術品は、暗くってもっともっとキライですが。

・・・好き勝手言っております。でも本音。そのくらい違うのです。

20110116_016

ブルーモスクの広場を挟んだ真向かいは、オスマン・トルコ時代の有名貴族の館で、

今はトルコ・イスラム美術博物館になっています。

中の展示の手法が独特で、照明の配置などが美しく、一見の価値があります。

写真に見えるテラスの部分に出ることもできます。


広場の端っこに、「ドイツの泉」という(と、たしか言ったハズ)記念建造物もある。

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コレ、屋根の内側がモザイク風の金ぴかです。わりと年代的には新しい。


なんとも、新旧ごちゃごちゃしている広場です。

今も断食のシーズンには夕飯が無料でふるまわれるなど、

この広場では、年がら年中、行事が盛んに行われています。


私が行った時には、広場は、ずっと路面の敷石を修理している最中でした。

イスタンブールの歴史地区は道路はアスファルトではなく、

石を敷き詰めているところが多いです。でも、摩耗したり、ガタガタだったりするので、

オーストリアのウィーンなどとはちがい、なめらかな感じではありません。

おかげで、ブーツのスタックヒールが、滞在中にボロボロになりました。



イスタンブールには、他にアヤ・ソフィア、考古学博物館、ドルマバフチェ宮殿、

ガラタ塔、などなど。保存状態の良い、素敵な歴史建造物が山ほどありますが。

それぞれの休館日がずれている上に、一つ一つの敷地が広大ですので、

2日や3日で回るのはムリです。1日に2ヶ所とか見ようすると、大変に疲労します。

なので、歩きやすい靴を持参するのをお忘れなく。



もしトルコへの旅行の機会がありましたら、トルコだけでたっぷりの時間をかけて、

他の国とはかけもちしないつもりで旅行することを強くおススメします。

長い間、旅行のブログにお付き合いいただき、ありがとうございました。

=ジャスミン=

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