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2010年12月12日 (日)

お子様は読んじゃダメ!

こんばんは。

先週、能登空港へ行って、思い出したことが。

能登空港のロビー正面に真っ赤なポスターが貼ってありました。

「ゼロの焦点」

あの美人3女優さんが真っ赤な服きて微笑んでいるポスターです。

(中谷美紀さん、広末亮子さん、あともう一人どなたでしたっけ?)

201012160907000_2

昔、祖父の家に夏休みに母と妹・弟と長期滞在した時に。

当時私は小学校の高学年になるかならないかだったと思いますが。

暇でして。一軒家ですることがなく。


祖父は大学教授だったので、壁という壁が本に占領され、しかもあふれておりましたが。

難しい本ばっかりだったので、小学生では読めません。

そんなところに、松本清張さんの「ゼロの焦点」がありました。

本棚の中で、見慣れた文庫本のサイズだったので読み始めたところ。

祖母が見つけ、没収された。


「これは小学生が読むにはまだ早い」

そばで、「うんうん」と同意してうなずく母。

「何のことやら?」と当時はよくわからなかった私でしたが。

アレ、冒頭がいきなり初夜のシーンで始まるんですよね。

「君の唇は柔らかいね」とか。そこは覚えているぞ。当時は良くわからなかったが。



そんなわけで、この小説は結局、この年まで読まずじまいになっておりました。

ポスターを見て、当時のことを思い出しまして。

ネットでストーリーをようやくチェックして、なるほどと思いました。

これは取り上げられますわ~。

201012150908001

しかしですね。

米軍相手の売春行為が、ストーリーの暗い部分の中核をなしているそうなのですが。

どうも世代が違いすぎて、当時の感覚を共有できそうにないです。


松本清張先生は東京の上石神井でこのストーリーをひらめいたそうですが、

なぜして金沢と能登の女にこの運命をあてはめようとしたんだか?

そんなに私の住む地域は謎めいているんですかね?

・・・雨が多くて日照時間が短く、湿気が多いから、色白もっちり肌の方は多いでしょうが。

それはさておき。長年金沢住まいだったので小説を買った祖父と、祖母と、

当時は今の私より若かったハズの母とが小説の内容を知っていて、

私には読ませないって。

今から考えると、ちょっとその状況が面白く、懐かしく思い出されます。

=ジャスミン=

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